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ゲーム中に急にfpsが落ちる。起動した直後は快適なのに、数分たつとカクつき始める。そんな経験はありませんか。
この記事は、Windowsを搭載したゲーミングノートPCを対象にしています。結論から言うと、まず「熱」「電源・GPU設定」「ドライバ・常駐アプリ」を順に確認し、それでも改善しなければ、メモリやストレージ、修理、買い替えを考える流れがおすすめです。
画面の名称はWindows 11を基準にしています。バージョンや機種によって表示が異なる場合があるので、その点はご了承ください。
ゲーミングノートが遅くなる原因は大きく4つに分けられる
原因は「熱」「電源・GPU設定」「ソフトウェア」「ハードウェア」の4系統に整理できます。
ソフトウェアにはドライバや常駐アプリが、ハードウェアにはメモリやストレージが含まれます。まず全体像をつかんでおくと、どこから手をつければよいかが見えやすくなります。
ひとくちに「遅い」と言っても、症状はいくつかに分かれます。画面全体が重いのか、fpsが不安定でカクつくのか、突然ゲームが落ちるのか。症状によって疑う場所が変わるので、次の章で切り分けていきます。
- 確認の順番は「症状の切り分け→熱→電源・GPU設定→ドライバ→常駐アプリ→ストレージ・メモリ」
- 負担の小さい確認から先に行い、分解清掃やOS再インストールは最後に回す
- 温度や空き容量の具体的な数値は機種によって異なるため、公式の仕様を確認する
- リスクのある作業の前には、必ずバックアップと保証の確認を行う
まず確認したい症状の切り分けチェックリスト
最初にやるべきことは、いつ・どんなときに遅くなるのかを観察することです。

原因がわからないまま設定をあちこち変えると、かえって元の状態に戻せなくなります。観察は5分もあれば終わるので、まずここから始めましょう。
起動直後から遅いのか、時間が経つと遅くなるのか
起動直後は快適で、しばらくしてからカクつくなら、熱を疑うのが基本です。
一方、起動した直後から重いなら、電源設定や常駐アプリ、ストレージの空き不足が候補になります。
ゲームだけが重いのか、PC全体が重いのか
ゲームだけが重い場合は、GPU設定やゲーム内の設定、ドライバが主な原因になりやすいです。
ブラウザやフォルダを開くだけでも重いなら、常駐アプリやメモリ、ストレージなど、PC全体の問題を疑いましょう。なお、オンラインゲームのラグは、PC本体ではなく通信環境が原因のこともあります。

タスクマネージャーで使用率を見る手順
- ゲームを起動し、いつもカクつく場面まで進める
- キーボードの「Ctrl」「Shift」「Esc」を同時に押して、タスクマネージャーを開く
- 「パフォーマンス」タブを開く
- CPU・メモリ・ディスク・GPUの使用率を確認する
- 100%近くに張り付いている項目をメモしておく
張り付いている項目が、次に疑うべき場所の手がかりになります。
原因1 熱が原因のときの見分け方と冷却対策
時間が経つほどカクつくなら、熱によるサーマルスロットリングが有力な原因です。
CPUやGPUは、高温になると自分を守るために動作クロックを下げます。その結果、fpsが落ちてカクつきが出るのです。

温度は、メーカー提供のツールや一般的なモニタリングソフトで確認できます。ただし「何度を超えたら危険」という基準は機種によって大きく違うため、この記事では数値を示しません。公式の仕様や、メーカーの案内で確認してください。
自力でできる対策は、次のとおりです。
- 吸気口・排気口の外側にたまったホコリを取り除く
- 机やベッドの上など、通気口をふさぐ場所で使わない
- ノートPCの底面に空間ができるよう、設置場所を見直す
- 必要に応じて冷却台を試す(効果は機種や環境による)
内部の分解清掃は、保証の対象外になる場合があります。無理に行わず、不安があればメーカーや修理業者に相談しましょう。
原因2 電源プランとGPU設定の誤りを直す
バッテリー駆動のままプレイしていると、性能が制限されてカクつくことがあります。

まずはACアダプターをつなぎ、純正または対応品が確実に接続されているかを確かめてください。
次に、Windowsの電源モードを確認します。「設定」の「システム」にある「電源とバッテリー」から、電源モードを選べます。
もうひとつ見落としやすいのが、ゲームが内蔵GPUで動いているケースです。「設定」の「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィックス」で、ゲームごとに使うGPUを指定できます。高パフォーマンスのGPUが選ばれているかを見直してみましょう。
| 電源モード | 性能 | 発熱・騒音 | バッテリー |
|---|---|---|---|
| 最適なパフォーマンス | 高い | 出やすい | 減りやすい |
| バランス | 標準 | 標準 | 標準 |
| 省電力寄り | 低め | 抑えやすい | 長持ちしやすい |
表は一般的な傾向です。実際の差は機種やメーカー独自の設定によって変わります。

原因3 ドライバが古い・不具合のときの対処
GPUドライバが古いか、更新後に不具合が出ると、動作が不安定になることがあります。
更新の前に、復元ポイントを作っておくと安心です。万が一、更新後に調子が悪くなっても、元の状態に戻しやすくなります。
基本的な流れは次のとおりです。
- 復元ポイントを作成する
- メーカーやGPUの公式サポートから、最新のドライバを確認する
- 案内に従ってドライバを更新する
- 更新後に不調が出たら、デバイスマネージャーから以前のドライバに戻す
それでも改善しない場合に、ドライバのクリーンインストールを検討します。ただし、ドライバの削除や再インストールは、手順をメーカーの案内で確認してから行ってください。
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原因4 バックグラウンドアプリとオーバーレイが足を引っ張る
ゲーム以外のアプリがメモリやCPUを使っていると、fpsが不安定になる場合があります。
見直したいのは、次のような項目です。
- スタートアップに登録された、使っていないアプリ
- RGBライティングの管理ソフト
- 各種アプリのオーバーレイ機能(録画・通知・チャットなど)
- ゲーム中に動くセキュリティソフトのスキャンや自動更新
スタートアップアプリは、タスクマネージャーの「スタートアップアプリ」タブから整理できます。ただし、これらを止めても必ず速くなるわけではありません。ひとつずつ変更して、変化を確かめるのがコツです。
セキュリティソフトは、無効にするのではなく、スキャンや更新の時間帯をゲームの時間とずらす設定を探してみてください。

原因5 ストレージの空き不足とメモリ不足を確認する
ストレージの空きが極端に少ないか、メモリが足りないと、全体の動作が重くなる場合があります。
SSDは、空き容量に余裕を持たせておくのが基本です。公式の統一基準はないので、「ぎりぎりまで使わない」ことを目安にしてください。不要なファイルやゲームを整理すると、改善することがあります。
メモリは、先ほどのタスクマネージャーで使用率が高止まりしていないかを確認します。ゲーム中にずっと高いままなら、メモリ不足の可能性があります。
ただし、メモリを増設できるかどうかは機種次第です。スロット式なのか、基板に直付けのオンボードなのかを、メーカーの公式仕様で確認してから検討しましょう。
ゲーム側の設定でfpsを安定させるコツ
PCの設定を直しても重いときは、ゲーム内のグラフィック設定を下げると安定しやすくなります。

fpsへの影響が出やすいのは、解像度、影、アンチエイリアスなどの項目です。一度にすべて下げず、ひとつずつ変えて、見た目とfpsのバランスを確かめましょう。
fpsの上限設定や垂直同期は、画面の見え方や遅延、発熱に影響することがあります。効果は環境によって違うため、状況に応じて試してみてください。
設定を下げても改善しない場合は、設定の問題ではなく、PCの性能がゲームの要求に届いていない可能性があります。その場合は、次の章を参考にしてください。
修理・パーツ交換・買い替えを考える目安
ここまでの確認で直らなければ、故障やスペック不足を疑う段階です。

| 対応 | 当てはまる状況 | 費用感の考え方 |
|---|---|---|
| 設定で改善 | 熱・電源・ドライバ・常駐アプリの見直しで変化があった | 基本的に費用はかからない |
| パーツ交換・修理 | ファンの異常音、ストレージの劣化、メモリ増設で解決しそう | 機種や症状で大きく異なるため、見積もりを取る |
| 買い替え | 設定を下げても、遊びたいゲームの要求に届かない | 修理費と新品の価格を比べて判断する |
冷却ファンの故障やストレージの劣化は、自分で判断しにくい症状です。購入時の保証書やメーカーの案内で、保証期間が残っているかを先に確認しましょう。
修理に出す前には、大切なデータのバックアップを忘れずに。費用は機種によって差が大きいため、具体的な金額は修理業者の見積もりで確かめてください。
よくある質問(FAQ)
ここでは、よくある疑問に短く答えます。
買ったばかりなのに遅い場合は?
まずは電源モードとGPUの設定、ドライバの更新を確認してください。初期設定のままだと、性能を発揮できないことがあります。それでも改善しなければ、購入店やメーカーに相談しましょう。

冷却台は効果がある?
機種や設置環境によって、効果に差があります。ホコリ掃除や設置場所の見直しと合わせて試すのがおすすめです。
OSの再インストールは有効?
他の対処で直らなかったときの、最終手段と考えてください。効果は保証できません。実施する場合は、事前にバックアップを取り、メーカーの手順を確認しましょう。
メモリ増設で改善する?
メモリ不足が原因なら、改善する可能性があります。ただし、増設できるかどうかは機種で異なります。公式の仕様を確認してから検討してください。
まとめ
ゲーミングノートが遅いときは、症状を切り分けてから、熱、電源・GPU設定、ドライバ、常駐アプリ、ストレージ・メモリの順に確認するのが近道です。
今日できる最初の一歩は、ゲームを起動してタスクマネージャーを開き、温度と各使用率を確かめることです。そこで見つけた手がかりが、次に直すべき場所を教えてくれます。
診断の手順を保存して、次にカクつきが出たときに見返しましょう。
- お使いのPCメーカーの公式サポートページ(機種ごとの仕様、ドライバ、保証の案内)
- Microsoftの公式サポートページ(Windowsの電源モード、グラフィックス設定、復元ポイントの案内)
- GPUメーカーの公式サポートページ(ドライバの更新と戻し方の案内)
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